山や川であそぶ 日々のくらし

山あるきや釣りの記録、日々思ったことを紹介します。

箕冠山 同じ名前の山

箕冠山上越市

5月上旬、「斐太歴史の里」を散策した後、時間に余裕があったので、箕冠(みかぶり)山に登りました。

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わずか登り10分下り10分の散策です。

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箕冠城跡 駐車場にある案内表示

標高242m東西北の三面が切立った独立峰で山裾を、大熊川・小熊川が流れ天然の砦となっている。・・・・

地名紹介:箕冠(みかぶり)

山の形から発生した地名で、箕を冠ったような山という意味である。

ここにも城跡がありました。

箕冠とは、「箕」逆さに伏せたような形をしているから付いた地名とのこと。

箕とは、米や豆などを殻やごみとふるい分ける道具で、以前はほとんどの家にあった農具です。

ふもとに住む人たちから、愛着をもって「箕冠山」と呼ばれていたことが想像されます。

かつて、付近の村々が合併して箕冠村ができましたが、その後の町村合併を経て今は上越市となっています。

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新緑の道を歩きます。

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堀を越えて

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本丸跡、山頂

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山頂からの景色

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遠くは霞んでいましたが、北陸新幹線の高架橋が見えます。

見晴らしのいい里山です。もっともそれは山城をつくる条件でもあります。

ここには山城の遺構とその標柱くらいしか目立つ人工物はありません。

川に挟まれた独立峰なので標高の割に高度感もあります。

ふもとから、その山容を確認しなかったのが残念です。

今度来る機会があれば、「あれが箕冠」とたやすく分かるはずです。

 

20分程度の散策でしたが、とてもいい山に登りました。

 

箕冠山八ヶ岳) 

ところで、今回歩いた「箕冠山」と同じ名前の山が八ヶ岳にあったと思うので、2年前(2019年6月)に登った八ヶ岳の写真を見てみました。

八ヶ岳箕冠山です。

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2019年6月 八ヶ岳山行 一日目

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箕冠山八ヶ岳)2019年6月

それは、オーレン小屋から天狗岳に向かう途中の山でした。

山頂付近はシラビソの林があり、眺望はありません。

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箕冠山の樹林帯を出ると展望が開け、根石岳天狗岳が見えます。 

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左から 硫黄岳 横岳 赤岳 阿弥陀岳 手前が箕冠山

天狗岳から南八ヶ岳の眺望

根石岳から天狗岳方面は強い風が吹いていました。

下山途中箕冠山は樹林帯が風と日差しを和らげてくれました。この日は下ったら、オーレン小屋に泊まるだけです。さっそく、ザックからビールを出して乾杯しました。

 

八ヶ岳には、赤岳をはじめ目立つ山がたくさんあります。

箕冠山は縦走路の通過点のような山かもしれませんが、ふもとから見ると印象深い山なのでしょうか。

 

次は八ヶ岳を遠望しても箕冠山を見つけることができそうです。