山や川であそぶ 日々のくらし

山あるきや釣りの記録、日々思ったことを紹介します。

火打山〜久しぶりに山頂を目指す

9月3日

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笹ヶ峰登山口06:22→07:17黒沢橋07:20→09:01富士見平分岐09:02→09:51高谷池ヒュッテ10:21→10:38天狗の庭10:40→11:11ライチョウ平11:19→12:00火打山12:06→12:35ライチョウ平12:37→13:04天狗の庭13:04→13:22高谷池ヒュッテ13:29→14:11富士見平分岐14:11→15:24黒沢橋15:25→16:09笹ヶ峰登山口

 

火打山は大好きな山の一つで、今まで18回登っています。(山頂に立ったのは15回)

私が登山を趣味とするきっかけとなった山です。最初は今から16年前、家族4人で登り、高谷池ヒュッテから下山しました。

昨年は、2回登りました。残雪期、高谷池で下山。黒沢を遡行、富士見平から下山。いずれも、山頂に立っていません。

 

今日の天気予報は「晴れ、暑い」

ならば、火打山一択。 

ということで、友人と2人で久しぶりに山頂を目指して登りました。

 

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入域料に協力、記念品をいただけます。携帯トイレと行動食の自販機。

途中にトイレ用のブースもありました。

 

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笹ヶ峰の登山口から黒沢橋まで、白樺やブナ林など、広葉樹の林の中を歩きます。

傾斜が緩やかな木道を歩きます。景色はのぞめませんが、気持ちがいい。
越後のブナ林は美しいですね。

 

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黒沢橋からは、急登が始まります。以前は苦労した十二曲りのつづら折りも木道が整備されてい歩きやすい。1/12から12/12まで確認しながら登ることができます。
その後の大きな石がある登りが歩きづらい。

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しばらく急登が続きます。

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標高が上がるとオオシラビソの針葉樹林帯が中心となり、傾斜も緩やかになります。

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 富士見平の分岐、以前は大きな案内板があったのですが、去年の台風でとばされしまったのかも。

左に火打山、右に黒沢池。

 

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オシラビソも冬の季節風の影響で小さくなります。

富士見平から高谷池までは高低差がほとんどあいません。

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しばらく歩くと登山道から高谷池ヒュッテの屋根が見えます。感覚的には半分くらいきた感じ、なんとなくほっとします。

 

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ダケカンバが多くなります。

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高谷池到着、テントは一張、火打はガスがかかり見えません。

風も強く、昼食で食べたソーメンで体も冷えます。

引き返そうと思いましたが、今回は山頂に立つことが目的。

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池塘と三角屋根の高谷池ヒュッテ、いつみてもいい景色です。

人工物と自然がマッチしてますね。

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天狗の庭に向かう道、花の季節ならハクサンコザクラの道。

少し晴れてきました。

火打山も少し見えてきました。

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振り返るとうっすらと妙高山が見えます。

 

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天狗の庭から、火打山が見えます。来てよかった。

強風で水面にさざ波、残念ながら今回は「逆かさ火打」はなしで。

 

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天狗の庭からは最後の登り。

振り返ると日本海の景色、手前から直江津の街、右手に米山、奥に弥彦山

下界は猛暑の予報。

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強風の中ひたすら歩いてようやく山頂。周囲ガスに覆われ、眺望はなし。

熱いコーヒーが飲みたい。

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頂上直下、晴れ間。

天狗の庭、高谷池、黒沢岳と茶臼山、黒沢池の湿原、三田原山と大倉山の外輪山、その向こうに妙高山頂。

歩いてきた長い道も見えます。これを笹ヶ峰まで下ります。

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季節風にさらされ左に向いたダケカンバ。

 

この後、笹ヶ峰の駐車場を目指して、ひたすら下ります。途中雨にもあたりましたが、樹林帯の中だったのでカッパなしで歩きました。

 

今回の山行、途中、強風とガスであきらめかけましたが、晴れ間もありいい景色を見ることができました。これだけ変化に富んだ景色を見ることができる山はそうそう無いと思います。

 

下界は台風9号に吹き込む風によりフェーン現象がおこり、新潟県三条市では9月としては初めて40度を超える気温を観測したそうです。

 

 

16年前の火打山山行 を振り返る

16年前の10月、3人で笹ヶ峰のキャンプ場で前泊、テント内で宴会。

突然の低気圧接近により外は強風と悪天候

山は吹雪の様子。

 

翌日は、なんと快晴。

 

初冠雪の火打山に、快晴の中登る機会をいただきました。

 

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高谷池の三段紅葉

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天狗の庭 冠雪した火打山

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雷鳥平にて

雷鳥がいました。雪に合わせてお腹の毛が白に変わっていました。火打山雷鳥が生息する地域の北限だそうです。

毎年会えるといいですね。

 

そして、山頂からの景色

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焼山 金山・天狗原山 雨飾山 北アルプス

すぐ眼の前に焼山のドームが立っている。それに続いて金山・天狗原山の平たい山陵。焼と金山の間には、わが愛する雨飾山がつつましく姿を現していた。そしてそれらの上に遥か北アルプス 深田久弥著 『日本百名山

 

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妙高山

そしてお隣の妙高山、これは外輪山の上に王冠のような頭をもたげていた。 

                    深田久弥著 『日本百名山

日本百名山火打山の記述を読んでみると、まさしく同じ景色が広がっていました。

 

今年も紅葉の季節に登ってみたいと思います。