山や川であそぶ 日々のくらし

山あるきや釣りの記録、日々思ったことを紹介します。

船に乗って尾瀬へ

 8月上旬、一泊二日で尾瀬に行きました。

 尾瀬には何回か行ったことはありますが、昨年遊覧船で尾瀬に行く機会がありました。このコースはカーブが連続する国道352号線を運転することなく尾瀬入山の起点となる御池や沼山峠に行くことができるので、今回も船に乗って尾瀬に行く計画を立てました。

<一日目>

<二日目>

  • 見晴→見晴新道→柴安嵓(燧ヶ岳山頂)・俎嵓→熊沢田代→御池
  • 御池⇒(バス、国道352号線)⇒尾瀬口⇒(遊覧船、奥只見湖)⇒奥只見ダム

奥只見ダム駐車場に車を停めて、船着き場まで歩きます。

奥只見ダム

 左は深い谷、ダムの高さは157m。右に湖面、船着き場が見えます。

遊覧船

春スキーで有名な奥只見丸山

 

鎖場で有名な荒沢岳


湖面を通る風は涼しい。

左奥に目指す燧ヶ岳

まもなく、尾瀬口船着き場

 尾瀬口でバスに乗車

御池

 今回は三条ノ滝を目指すので御池で下車、駐車場で友人と合流。

 裏燧林道を歩きます。

静かな山歩き。

三条の滝

尾瀬の水が一気に流れ落ちます。

平滑の滝

 一枚岩の上を滑らかに流れる滝

 

尾瀬ヶ原

一日目の目的地、見晴に到着

氷温の生ビールでまずは乾杯、至福のひと時。

 

翌朝

尾瀬ヶ原をのぞいてから燧ヶ岳方面へ。

尾瀬ヶ原 かつてここにダムをつくる計画があったそうです。

山頂付近、振り返ると尾瀬ヶ原至仏山

山頂から見る尾瀬沼

俎嵓から柴安嵓(燧ヶ岳山頂)を振り返る。

御池へ下ります。

熊沢田代

池塘と夏雲

平ヶ岳

ここから見る秘境平ヶ岳、大きい。

御池からバスに乗り尾瀬口の船着き場へ。

尾瀬

船で奥只見ダム

 奥只見ダム到着

 駐車場に停めておいた車に乗り帰宅。

 

 今回の燧ヶ岳登山は只見川の源流をたどる山旅でもあります。

 尾瀬沼尾瀬ヶ原の水は三条の滝から流れ落ち、福島県を流れる只見川となります。

 只見川は阿賀川に合流します。阿賀川新潟県阿賀野川と名前を変えて日本海に流れ出ます。

 

 かつて、尾瀬沼尾瀬ヶ原利根川水系への分水と発電を目的とするダム建設の計画がありました。この計画は尾瀬の環境を守ろうとする大きな反対運動が起こりなくなりました。

 いま、尾瀬に広大な土地を所有する東京電力は、尾瀬の環境を守る活動に力を入れているそうです。

 

 20年以上前になりますが、小学生の娘二人を連れて家族で只見川沿いの小沢平から尾瀬ヶ原に入りました。この日は「東電小屋」に泊まり、翌日尾瀬沼へと歩いたことがあります。

 宿泊した東電小屋では、木製の掲示用マグネットをもらいました。そのマグネットには「東京電力尾瀬に敷設した木道をリサイクルしたものです」と書かれています。

 このときの只見川沿いのきつい登りを思い出しては、「小沢平からの尾瀬への入山は、親の趣味の押し付けだったのではないか」と反省していました。

 今回の山行で、小さな子ども連れで燧ヶ岳登山を楽しんでいる家族に会うことができ、小沢平から入山してよっかたと思えるようになりました。

 現在、小沢平から入山する人はほとんどいないとのことです。

 

追記

 奥只見から遊覧船・バスで沼山峠へ、尾瀬沼尾瀬ヶ原至仏山をあるき鳩待峠へ。

 時期によっては、上越新幹線浦佐駅から奥只見まで連絡バスが出ているので、いつかマイカーを使わないで、のんびりと尾瀬を縦断するコースを歩いてみたいと思います。