1月下旬、JR東日本のフリーきっぷを使って、駅から歩いて里山に登る計画を立てました。私の住んでいる日本海側は、この時期晴れの日が続くことはあまりありません。青空と日差しを求めて、太平洋側の海に近い里山を歩くことにしました。
細かな山行計画は、友人にお願いしました。
■ 1日目 鎌倉駅から北鎌倉駅 「鎌倉アルプス」 天園コース
鎌倉駅をスタート
子どもたちを含めて多くの人が山歩きを楽しんでいました。
大平山から少し歩いた「十王岩」からは、湘南の海と鶴岡八幡宮に続く参道がよく見えました。
北鎌倉から電車で今日の宿のある伊豆急下田へ移動。
■ 2日目 伊豆 蓮台寺駅から伊豆急下田駅 高根山・寝姿山
宿から伊豆急下田駅へ、電車でとなりの蓮台寺へ、まずは高根山を目指します。
山道にはたくさんのお地蔵さんがありました。
山頂からは伊豆大島、利島、新島が見えました。
寝姿山を目指して山道を歩きました。高根山からは整備された登山道はないようです。
山頂を確認し、下田のロープウェイで下山する予定でしたが、入り口が閉鎖されていたため、やむなく道のない斜面を下りました。
女性が仰向けに寝ている姿に似ていることからその名がついたとのこと。
少し離れた位置から見ると、確かにそのように見えます。
下田ロープウェイ山頂駅近くの展望台では、下田市街や下田港、伊豆七島、天城山を一望できるとのことなので、そこに行けなかったことは残念です。
■ 3日目 伊豆 伊東駅から「伊東アルプス」
宿から登山口のある丸山公園へ。
山道の側に、大平山に行く途中、大きな石が数多くありました。よく見ると「中」に似た記号。説明板によると、これは加賀前田藩の刻印で、江戸城築城のときにここから石が運ばれたそうです。前田藩もその任にあったそうです。
山頂近くから富士山の眺め
伊東の街を見下ろし、左から、初島、大島、そして大室山。
水平線の向こうに三浦半島、房総半島。大室山は目立ちます。
3日目にして、富士山を見ることができました。
下山後、伊東港近くのなぎさ公園を散策。伊東駅から茅ヶ崎駅、今日の宿へ。
■ 4日目 三浦半島 田浦駅から逗子駅「三浦アルプス」
「田浦梅の里」へ、梅が開花していました。
東京湾、船が多い。海の上に房総の街。
乳頭山を越えて、相模湾方面へ。
仙元山からの眺望、葉山の街。
海にはヨット・プレジャーボート。
伊豆では富士山の宝永火口は正面に見えました。ここからは、それが左に見えます。
以前、友人と旧東海道を歩いたときに、富士山の見え方が変わっていくことで自分の位置を体感したことを思い出しました。
晴天に恵まれ、里山歩きを楽しんだ4日間、新幹線で長いトンネルを抜けて家に着くと、積雪量がかなり増えていました。