ミイラ展が開催されている新津美術館のそばに植物園があります。
せっかくなので「ミイラ」をみた後、行ってみました。
大きな温室とドームが見えます。
入り口の前は公園です。
ミイラ展入場チケットの半券を提示すると入場料を割り引いてもらえます。
ドームの中は熱帯の植物を見ることができます。
温室では、四季の花、めずらしい植物、身近な植物、園芸植物などいろいろみどころがあります。
晴れた日は、施設を見学し、公園を散歩すると1日のんびりと過ごせると思います。
ところで、
企画展示「人と植物のかかわり チョコレート」
が行われていました。
チョコレートの原料であるカカオに関するクイズやチョコレートの歴史、製造工程が分かりやすく展示されていました。
中央アメリカでは、カカオ豆は珍重され、貨幣としても流通していたそうです。
鶏の卵:カカオ豆2粒
企画展示をみて考えたこと
カカオは熱帯地方の植物ですが、それ以外にも私たちの周りにはたくさんの熱帯性の作物やそれを原料とする製品がたくさんあります。
コーヒー バナナ パーム油(アブラヤシ) 天然ゴム
それらの作物の多くは、現地の驚くほど安い労働力で生産されています。
より安全で品質のよいものが持続的に生産されるためには、適正で公正な価格で取引が行われ、現地で働く人の生活が保障される必要があります。
これが、フェアトレード(公平・公正な取引)の考えです。
適正な価格で購入する→現地の人の生活が保障される→よりよいものが作られる
当然、価格は高めになるかもしれませんが、よりよいものが生産されて、それを買うことができれば、ウィンウィンの関係になれるかもしれません。
コロナ禍で、ふだん利用している飲食店のテイクアウトやデリバリーを利用して、応援するのも同じような考え方なのかと思いました。
となりに美術館で
12月27日(日)まで、特別展 ミイラ 「永遠の命」をもとめて が開催されています。